美容と健康のコラム

第2回は、最近話題のデトックスについてです。「言葉は知ってるけど、なんのことかよくわからない」という人ってじつは多いのでは!?

デトックスとは、体内の『毒』を出して自然治癒力を高めること。『毒』とは有害化学物質・有害ミネラル・活性酸素など身体に悪い影響を及ぼすものすべてを表し、これらの『毒』は体内に留まり、脳を酸化させ、血をドロドロに、皮膚をボロボロにしてしまいます。現代人は気づかぬうちに体内に『毒』をためこんでしまい、それらが健康づくりのジャマをしています。

そもそもデトックス（Detox）という言葉の直接的な意味は「解毒」を指し、本来人間は正常な代謝を行うことで文字通り「解毒」を行っています。具体的には、尿や便による排出、汗による発散、さらにはつめや毛髪からも毒素は排出されています。特に便による排出は全体のうちでかなり大きなウェイトを占めています。

ところが、現代社会ではこれらの『毒』がいたるところに存在し、身体の許容範囲を超えて体内に蓄積されてしまっています。そして、それらはやがて重大な生活習慣病を引き起こす原因ともなりうるのです。

「身体が不調になったときは、薬やサプリメントで回復する」という人も多いでしょう。しかしこれらは根本的な回復ではなく、いわば「その場しのぎの応急処置」です。何十年もかけて体内に蓄積された『毒』がたった一粒の薬やサプリメントですべて除去される、なんてことが本当にあると思いますか？やはり時間をかけてじっくり『毒』を排出し、しっかりと体質改善する必要がありそうです。

従来の健康法は、「身体によい栄養素をとにかく摂取する」という足し算の健康法でした。しかし、『毒』を出さないままいくら栄養をとっても身体は十分に吸収してくれません。健康を維持するには、まずは「毒を出して身体をリセットする」という引き算の発想が大切です。デトックスはまさに現代社会に必須の健康法なのです。

今回はここまで。次回はデトックスの具体的な内容に迫ってみたいと思います。