美容と健康のコラム005. メタボ対策 (2)前回のお話はメタボリックシンドロームの概要についてでした。今回は、なぜメタボリックシンドロームになってしまうのかを、もう少し深く掘り下げて説明したいと思います。 メタボリックシンドロームの要因としては主に食生活の乱れが挙げられます。近年は食の欧米化や食べ過ぎによる栄養過多などで栄養のバランスが乱れており、腸の汚い人が増えています。腸が汚れるとその汚れ(毒素)は血液を通じて体内に循環し、各器官の体内活性機能は次第に低下、そして太りやすい体質へと変わっていきます。 太っている=肥満=メタボリックシンドローム・・・と思いがちですが、肥満には『リンゴ型肥満』と『洋ナシ型肥満』があり、メタボリックシンドロームで問題になるのはリンゴ型肥満の方です。 皮下脂肪が落としにくいのに対し、内臓脂肪は比較的落としやすいので、日々の心がけで減らすことが十分可能です。このことから、皮下脂肪は「定期預金」、内臓脂肪は「普通預金」と例えられています。 メタボリックシンドロームと診断されるポイントである高血圧・高血糖・高脂血症、そもそもなぜそのような症状になってしまうのでしょうか? 実は、 『内臓脂肪』 が犯人なのです。 内臓脂肪が蓄積されると、「インスリン」というホルモンの効き具合を改善させたり血圧を低下させるなどの作用がある善玉物質が減少し、血管を収縮させてしまう悪玉物質が増加します。善玉物質が減少すると腎臓の塩分排泄機能が低下し、塩分濃度は高くなります。塩分濃度を薄めるために血液は水分を補充するので、結果、血液量が増大し、血圧が上昇してしまうのです。これが高血圧です。 さらに高血糖についても内臓脂肪が関係しています。内臓脂肪は、糖の代謝を助けてくれるインスリンの働きを鈍らせます。元気がなくなったインスリンは糖をうまく処理できなくなり、血液中の糖が増えて血糖値が上がることになるのです。 血液中の中性脂肪やコレステロールが増えすぎて脂質代謝異常となる高脂血症もまた、内臓脂肪がインスリンの効きを悪くすることで起こります。インスリンが効きにくくなると、中性脂肪を分解する酵素が働かなくなり、中性脂肪が増えることになります。そして、脂肪が脂肪を呼ぶという悪循環に陥りやすくなるのです。 これらのことから考えて、内臓脂肪がつくのを防ぐことが健康な身体づくりのカギになりそうです。 次回は、『内臓脂肪のつきにくい身体づくり』についてのお話です。 |
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